国産MAツールのおすすめ10選!国産のメリットや選び方も解説

「MAツールを導入したいが、種類が多すぎてどれを選べばよいかわからない」「外資系ツールはサポートや言語面で不安がある」と感じている経営者やマーケティング担当者も多いのではないでしょうか。

国産MAツールは、日本語対応や国内システムとの連携、手頃な価格帯など、日本企業のニーズに合った強みを持っています。本記事では、自社に合った国産MAツールの選び方と候補を具体的に絞り込めるように、国産MAツールのメリットや選び方、おすすめ10選を網羅的に解説します。

MAツールとは

MAツール(マーケティングオートメーションツール)とは、見込み顧客の獲得から育成、商談化までの一連のマーケティング活動を自動化・効率化するためのソフトウェアのことです。従来はマーケティング担当者が手作業で行っていた業務を自動化することで、限られたリソースでより多くの見込み顧客にアプローチできます。MAツールが自動化する主な業務は以下のとおりです。

  • Webサイトへの訪問履歴やフォーム入力情報をもとに見込み顧客を管理する
  • 顧客の行動や属性に応じてメールやコンテンツを自動配信する
  • 見込み顧客の検討度合いをスコアリングし、営業に引き渡すタイミングを最適化する
  • 施策の効果をレポートとして可視化し、PDCAを回す

MAツールには国内外さまざまな製品がありますが、大きく分けると「国産MAツール」と「外資系MAツール」の2種類があります。それぞれ特徴が異なるため、自社の規模・目的・運用体制に合わせて選ぶことが重要です。

国産MAツールを選ぶ3つのメリット

外資系ツールと比較した際の、国産MAツールならではの強みとして、以下の3つが挙げられます。

  • 日本語UIとサポートで使いやすい
  • 国内システムとの連携が安定している
  • 価格帯が外資系より手頃なケースが多い

それぞれ詳しく解説します。

日本語UIとサポートで使いやすい

国産MAツールの強みのひとつが、日本語環境への完全対応です。画面表示(UI)はもちろん、マニュアルやサポート窓口もすべて日本語で提供されているため、ツールの学習コストを大幅に下げられます。外資系ツールの場合、UIの一部が英語表記であったり、サポートへの問い合わせに時間がかかったりする可能性もあります。

とくにMAツールをはじめて導入する企業や、専任のマーケティング担当者が少ない中小・中堅企業にとっては、日本語サポートの有無が運用定着率に影響するでしょう。国産ツールであれば、導入前の相談から導入後の活用支援まで一貫して日本語で対応してもらえるため、担当者が変わった場合でも運用が途切れにくく、定着率の向上につながります。

国内システムとの連携が安定している

日本の企業で広く使われているCRMや基幹システム、グループウェアとの連携が標準で整備されている点も、国産MAツールの大きな利点です。国内ベンダー同士での連携開発が進んでいるため、日本企業のワークフローや商習慣に合った連携パートナーが充実しています。

外資系ツールの場合、グローバル標準のシステム連携は充実している一方で、日本固有のシステムや商習慣への対応が後回しになる可能性もあります。既存システムを活かしながらMAを導入したい企業には、国産ツールの連携力が強みになるでしょう。

価格帯が外資系より手頃なケースが多い

外資系のエンタープライズ向けMAツールは、高機能である反面、月額費用が数十万〜数百万円規模になることも珍しくありません。一方、国産MAツールは中小・中堅企業を主要ターゲットとして設計されているものが多く、月額数万円〜のプランが用意されているケースが多いです。

「まずはスモールスタートでMAを試してみたい」「限られた予算でマーケティング自動化を始めたい」という企業にとっては、国産ツールの方が導入を検討しやすいでしょう。

国産MAツールを選ぶ際のポイント

数ある国産MAツールのなかから自社に合ったものを選ぶために、事前に確認しておくべきポイントには、以下の5つがあります。

  • BtoB向けかBtoC向けかを最初に決める
  • 必要な機能を確認する
  • 初期費用・月額費用が予算に合っているか確認する
  • 既存システムとの連携可否を確認する
  • 導入後のサポート体制・伴走型か否かを確認する

それぞれ詳しく解説します。

BtoB向けかBtoC向けかを最初に決める

MAツールを選ぶうえで確認すべき点のひとつが、自社のビジネスモデルがBtoB(法人向け)かBtoC(消費者向け)かという点です。

BtoBとBtoCでは、顧客の意思決定プロセスや必要な機能が根本的に異なります。

BtoB向けのMAツールは、リードのスコアリングや営業部門へのホットリード通知、SFAとの連携といった機能が充実しています。一方、BtoC向けツールで重視されているのは、大量の顧客に対するパーソナライズされたメール配信やLINEやアプリとの連携、購買履歴にもとづくレコメンドといった機能です。

まず、ビジネスモデルを確認したうえで、それに特化したツールを絞り込みましょう。

必要な機能を確認する

MAツールを選ぶ際のポイントとして、自社が実現したいマーケティング施策に必要な機能が揃っているかどうかが大切です。重要なのは「機能が多いから良い」ではなく「自社に必要な機能があるか」を見極めることです。多機能なツールは使いこなすまでに時間がかかりやすく、運用コストも上がる傾向にあります。

まずは「今すぐ使いたい機能」と「将来的に必要になりそうな機能」を分けてリストアップし、それに合った製品を絞り込みましょう。候補が決まったら、無料トライアルを活用して実際の操作感や使い勝手を確認することをおすすめします。

初期費用・月額費用が予算に合っているか確認する

MAツールの導入にかかる費用は、大きく「初期費用」と「月額費用(ランニングコスト)」の2つに分けられます。ツールによっては初期費用が無料の代わりに月額費用が高めに設定されていたり、逆に初期費用が発生するが月額は抑えられていたりと、料金体系は製品ごとに異なります。

利用するリード数やメール送信数に応じて費用が変わる従量課金型の製品もあるため、自社の運用規模を想定したうえで総コストを比較することが大切です。その際はツール費用だけでなく、導入支援費用・運用コンサルティング費用・社内の運用担当者の工数コストも含めて試算することで、より現実的な費用感を把握できます。

既存システムとの連携可否を確認する

MAツールは単独で使うのではなく、すでに社内で使っているCRM・SFA・基幹システムなどと連携することで真価を発揮します。そのため、導入前に「自社の既存システムと連携できるか」を確認しておくことが大切です。

連携可否はツールによって異なり、対応しているシステムの範囲や連携の深さにも差があります。とくに外資系CRMと国産MAツールを組み合わせる場合は、対応項目に制限があるケースもあるため、事前にベンダーに確認のうえ、必要であればデモ環境での動作確認を行うことをおすすめします。

導入後のサポート体制・伴走型か否かを確認する

サポートの形態は、ベンダーによってさまざまです。メール・電話・チャットによる問い合わせ対応のみの製品もあれば、専任の担当者が定期的にミーティングを行いながら活用を支援してくれる「伴走型」サポートを提供している製品もあります。

とくにMAツールをはじめて導入する企業や、社内にマーケティングの専門知識をもつ人材が少ない企業にとっては、ツールの使い方だけでなくマーケティング施策の設計まで一緒に考えてくれる伴走型のベンダーを選ぶのがおすすめです。

おすすめの国産MAツール10選

国産MAツールのおすすめ10選を一覧表で比較したうえで、各ツールの特徴を詳しく解説します。

※料金はすべて税込表示です。

1. SHANON MARKETING PLATFORM

シャノンMA

引用:https://www.shanon.co.jp/

運営元 株式会社シャノン
料金 月額60,000円〜
無料トライアル・デモの有無 あり
公式サイト https://www.shanon.co.jp/

SHANON MARKETING PLATFORMは、株式会社シャノンが提供する国産MAツールです。累計導入企業数は3,000社にのぼります。メール・LINE・SMS・展示会・セミナーなどオンライン・オフラインのチャネルを一元管理できる点が強みです。

シナリオ機能とスコアリングによる高度な自動化に加え、専任のカスタマーサクセス担当者による伴走型サポートが充実しています。Salesforce・kintoneなど主要ツールとの連携にも対応。とくにイベント・セミナーを多く実施するBtoB企業におすすめのMAツールです。

2. SATORI

SATORI

引用:https://satori.marketing/

運営元 SATORI株式会社
料金 初期費用:330,000円
月額費用:162,800円
無料トライアル・デモの有無 あり
公式サイト https://satori.marketing/

SATORIは、SATORI株式会社が提供する国産MAツールで、1,500社以上の導入実績があります。特徴は、名刺交換や問い合わせをしていない「匿名リード」へのアプローチ機能です。Webサイトへのアクセス履歴を追跡し、まだ情報を残していない潜在顧客にも働きかけることで、リード獲得の機会を大幅に拡大できます。

シンプルで直感的なUIが特徴で、データベース設計・導入作業が不要なため即日運用を開始できます。導入前から活用支援まで手厚いサポートメニューも整備されており、MA初心者にも安心です。

3. BowNow

引用:https://bow-now.jp/

運営元 クラウドサーカス株式会社
料金 月額39,600円〜
※フリープランあり
無料トライアル・デモの有無 あり
公式サイト https://bow-now.jp/

BowNow(バウナウ)は、クラウドサーカス株式会社が提供するシンプル設計の国産MAツールです。導入企業数は16,000社以上にのぼり、期間制限なしで利用できるフリープランから始められる手軽さが特徴です。ただし企業解析・個人解析などの一部の高度機能は制限されており、フル活用には有料プランが必要になります。

複雑な設定不要でリードの見込み度を可視化する「ABMテンプレート機能」を搭載しており、導入後すぐに成果につなげられる設計です。シンプルなUIで営業部門でも扱いやすく、ホットリードを素早く抽出してアプローチできます。

4. Kairos3 Marketing

Kairos3 Marketing

引用:https://www.kairosmarketing.net/marketing-automation

運営元 カイロスマーケティング株式会社
料金 月額16,500円〜
無料トライアル・デモの有無 あり
公式サイト https://www.kairosmarketing.net/marketing-automation

Kairos3 Marketingは、カイロスマーケティング株式会社が提供するBtoB向け国産MAツールです。月額16,500円〜(税込み)という低コストながら、リードナーチャリング・セミナー管理・SFA機能との連携など、BtoBに必要な機能を一通り備えています。申し込みから1〜2営業日で導入開始できるスピード感も魅力です。

直感的でわかりやすいUIにより、MAツール未経験者でもすぐに使いこなせます。2,000社以上の導入実績を持ち、専任スタッフによるサポートと定期セミナーでナレッジ蓄積も支援。中小企業の「はじめてのMAツール」として高く評価されています。

5. List Finder

List Finder

引用:https://promote.list-finder.jp/

運営元 株式会社Innovation X Solutions
料金 初期費用:110,000円
月額費用:49,500円〜
※フリープランあり
無料トライアル・デモの有無 あり
公式サイト https://promote.list-finder.jp/

List Finderは、株式会社Innovation X Solutionsが提供するBtoB向け国産MAツールです。リード管理とメール配信を中心に、必要な機能を備えた設計で、既存の顧客リストを活用した営業活動の効率化を得意としています。データ利用量に応じた従量課金型のため、小規模な運用からコストを抑えて始めることが可能です。

PV数・顧客データ数に応じた従量課金体系のため、運用規模に合わせてコストを予測しやすい点が評価されています。シンプルな画面設計で担当者が変わっても引き継ぎやすく、手厚いサポート体制によりはじめてのMAでも安心して活用できます。

6. Synergy!

Synergy!

引用:https://www.synergy-marketing.co.jp/cloud/synergy/

運営元 シナジーマーケティング株式会社
料金 初期費用:129,800円
月額費用:22,000円〜
無料トライアル・デモの有無 あり
公式サイト https://www.synergy-marketing.co.jp/cloud/synergy/

Synergy!は、シナジーマーケティング株式会社が提供する、CRMから進化した国産マーケティングSaaSです。Web・メール・LINE・店頭など、さまざまな顧客接点のデータをCRMに集約し、クロスチャネルでのメッセージング施策を実施できます。

BtoBからBtoCまで幅広い業種で活用されており、とくに顧客データの一元管理と多チャネル施策の組み合わせが強みです。ツール導入や操作レクチャーだけでなく、マーケティング課題の発見・施策提案・自走できる仕組み構築まで支援する充実したサポート体制が高く評価されています。

7. GENIEE MA

GENIEE MA

引用:https://ma-jin.jp/

運営元 株式会社ジーニー
料金 要問い合わせ
無料トライアル・デモの有無 要問い合わせ
公式サイト https://ma-jin.jp/

GENIEE MAは、株式会社ジーニーが提供する国産MAツールです。「シナリオキャンバス」機能により、直感的な操作で複雑なマーケティングシナリオを設計でき、定着率は99%を誇ります。メール・LINE・SMS・Webプッシュ・アプリプッシュなど多様な配信チャネルに対応し、ひとりの顧客に複数チャネルからアプローチできます。

顧客の行動データと属性データを組み合わせたスコアリングで見込み顧客を自動発掘し、営業担当者への自動通知機能でホットなタイミングを逃しません。GENIEE SFA/CRMとの連携により、集客から受注までをワンストップで管理できます。

8. Liny

Liny

引用:https://line-sm.com/

運営元 ソーシャルデータバンク株式会社
料金 要問い合わせ
無料トライアル・デモの有無 要問い合わせ
公式サイト https://line-sm.com/

Liny(リニー)は、ソーシャルデータバンク株式会社が提供する、LINEに特化した国産CRMプラットフォームです。顧客情報の自動収集やセグメント配信、友だちの行動に応じた自動メッセージ送信など、LINEを活用したマーケティングに必要な機能を網羅しています。継続率98.2%を誇り、LINE運用の担当者が少ない企業でも扱いやすい設計です。

LINEを主要な顧客接点としているBtoC企業や、LINE公式アカウントの運用効率を上げたい企業にとくにおすすめです。サポート体制も充実しており、LINE活用に関する課題をワンストップで解決できます。

9. ferret One

ferret One

引用:https://ferret-one.com/

運営元 株式会社ベーシック
料金 要問い合わせ
無料トライアル・デモの有無 要問い合わせ
公式サイト https://ferret-one.com/

ferret Oneは、株式会社ベーシックが提供するBtoB特化の国産マーケ×セールス業務クラウドです。CMS・MA・SFA/CRMを一体化したオールインワン設計が特徴で、コンテンツ作成から配信・リード獲得・ナーチャリング・商談管理までをひとつのツールで完結でき、複数ツールを組み合わせるコストや手間を省けます。

BtoBに必須の機能を厳選したシンプルな設計で、ホットリード機能・アクセス解析など、商談創出に直結する機能が充実しています。

10. KASIKA

KASHIKA

引用:https://cocolive.co.jp/

運営元 Cocolive株式会社
料金 【工務店・ハウスメーカー・不動産売買仲介の場合】
初期費用:77,000円
月額費用:66,000円【マンションの場合】
初期費用:55,000円
月額費用:55,000円
無料トライアル・デモの有無 なし
公式サイト https://cocolive.co.jp/

KASIKAは、Cocolive株式会社が提供する不動産・住宅業界に特化した国産MAツールです。導入社数は1,000社を突破しており、モデルハウスや住宅展示場への来場から、メール・LINEを通じたフォローアップまでを一元管理し、見込み顧客の検討状況を自動で追跡します。不動産特有の長い検討期間に合わせたシナリオ設計が可能で、顧客の興味関心の変化を行動データをもとに把握できます。

住宅メーカー・不動産会社のマーケティング効率化を検討している場合には、まず検討したいツールです。

まとめ

国産MAツールは、日本語対応・国内システムとの連携・手頃な価格帯という3つの強みを持ち、日本企業、とくに中小・中堅のBtoB企業に適したツールが豊富に揃っています。本記事で紹介した10選はそれぞれ特色が異なるため、自社のビジネスモデル・必要な機能・予算・既存システムとの連携要件を軸に比較検討することが重要です。

まずはデモや資料請求を通じて実際の操作感を確かめ、サポート体制についてもベンダーに詳しく確認したうえで導入を進めましょう。日本企業のニーズに合った国産MAツールを選ぶことが、マーケティング活動の定着と見込み顧客の商談化率の向上が期待できます。

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