
この記事でわかること
- AIO時代に「穴の開いたバケツ」状態が起きている——流入数は減り、CVは変わらないという現実
- お問い合わせと資料請求で項目を変えるべき理由——ハードルを目的に合わせて設計する
- 名寄せでリードの「本気度」を可視化する——メールアドレスをキーにデータを統合
- ポップアップでWebリニューアル不要の誘導——来訪者を離脱させない工夫
Webサイトからのリード(問い合わせ・資料請求など)を増やしたいとき、多くの企業がまず「Webサイトのリニューアル」を検討します。しかし、リニューアルは時間もコストもかかります。その前にやるべきことがあります——フォームの見直しです。
AIO時代に起きている「穴の開いたバケツ」状態
2025年以降、AIO(AIへの最適化)という概念が広まっています。AIがWebの情報を集約し、ユーザーに直接回答を提供するため、Webサイトへの流入が減っているという現象が起きています。
特に影響を受けているのが「ライトな検索者」です。以前はGoogleで検索していた人が、ChatGPTやPerplexityに質問するようになりました。その結果、Webサイトへの流入数は減少傾向にあります。
しかし、コンバージョン数(問い合わせ・資料請求数)は大きく変わっていないという企業も多い。なぜか。本気で検討している人はちゃんとWebサイトに来ているからです。
これを「穴の開いたバケツ」状態と私は表現しています。流入は来ている(バケツに水を注いでいる)のに、コンバージョンしないまま離脱している(穴から漏れている)。この「穴」を塞ぐことが、AIO時代の最優先課題です。
お問い合わせと資料請求で項目を変えるべき理由
多くの企業が「お問い合わせ」と「資料請求」で同じフォームを使っています。これは機会損失です。
お問い合わせは、比較的購買意欲の高い層が使います。「具体的に相談したい」「価格を聞きたい」というニーズがあります。この場合、会社名・担当者名・電話番号・質問内容など、やや詳しい情報を取ることが営業効率の観点から有効です。
一方、資料請求は「まだ検討初期段階」の層が使います。ここで多くの項目を求めると、「面倒だからやめよう」と離脱されてしまいます。
提供する情報(資料)のハードルに合わせて、フォームのハードルを設計する。
お問い合わせ:詳しく聞く(高ハードル OK)
資料請求:名前とメールだけで十分(低ハードル 推奨)
資料DL後の満足度調査を行った企業の調査では、「資料をダウンロードしたが内容が薄かった」と感じた回答者が約9割にのぼったという結果もあります。フォームのハードルを下げるだけでなく、資料の中身を充実させることも同時に取り組むべき課題です。
名寄せ:メールアドレスをキーにデータを統合し「本気度」を可視化
同じ人が複数のフォームから入力する、または名刺データとフォームデータが別々に管理されているというケースは多いです。シャキーンの名寄せ機能は、メールアドレスをキーにデータを統合します。
たとえば、こういうシーンがあります。ある見込客が3ヶ月前にウェビナーに参加していた。先週、製品ページを3回閲覧していた。今日、資料請求をした——これが一人の行動として統合されると、「この人は本気度が高い」という判断ができます。
名寄せがない場合、この3つの情報は別々のレコードとして存在し、「本気度の高いリード」という文脈で読み解くことができません。kintoneの顧客情報とシャキーンの行動データを名寄せで統合することで、「今すぐ動くべき見込客」が浮かび上がります。
ポップアップ:Webリニューアル不要で来訪者を誘導する
Webサイトへの来訪者が増えても、フォームに辿り着かずに離脱してしまうケースが多い。しかし、Webリニューアルには時間と費用がかかります。
ポップアップは、Webサイトに一行のタグを貼り付けるだけで設置できます。Webリニューアルが不要で、すぐに効果を測定できます。
効果的なポップアップの活用例としては次のようなものがあります。
- 特定の製品ページを2回以上閲覧した訪問者に「無料相談のご案内」を表示
- ブログ記事を最後まで読んだ人に「関連資料のDL」を促す
- 離脱しようとしたタイミングで「セミナーのご案内」を表示
ポップアップはやりすぎると逆効果になりますが、適切な条件(閲覧ページ数・滞在時間・離脱タイミングなど)を設定することで、ユーザーの邪魔にならない形で誘導できます。
フォーム・名寄せ・ポップアップの3点セットで「穴」を塞ぐ
フォームを最適化する、名寄せでデータを統合する、ポップアップで離脱を防ぐ——この3つは単独でも効果がありますが、組み合わせることで相乗効果が生まれます。
シャキーンは、この3つの機能をkintoneと連携した形で提供しています。Webサイトへの流入が減っているからこそ、来てくれた人に最大限アプローチする仕組みを整えることが今の最重要課題です。
シャキーン浅野より
「Webリニューアルをしないと流入は増えない」は正しいですが、「リニューアルをしないとコンバージョンは改善できない」は間違いです。フォーム・ポップアップ・名寄せの3点セットは、リニューアルの前にやるべき施策です。費用対効果が非常に高い。
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