はじめまして。シャノン マーケティング部の安倍です。
わたしは、マーケティング部の中でシャノンのWebサイトのサイトマスターとして、Webページの制作・更新・改善などに取り組んでいます。

今回は改善の中で取り組んでいるABテストについて、ABテストツールとして使用していたGoogle オプティマイズが2023年9月に終了するお知らせを受けて、次に使うABテストツールを導入するまでの実体験をシャノンのABテスト実施体制とともにご紹介したいと思います。

この記事を書いた人

株式会社 シャノン マーケティング部 Webサイト担当
前職は、大手住宅メーカーの下請けとしてマーケティング・リサーチ業務やマーケティング・コンサルティング業務に従事。2022年1月よりシャノンにWeb担当として入社。

シャノンのWebサイト運営体制

前段にも書きましたが私がシャノンのサイトマスターとして、シャノンのWebサイト全体を1人で担当しています。ただし、このシャノンのブログは別に担当者がいます。
シャノンのWeb担当者としての最近の業務は、マーケティングオートメーションとイベント管理システムを製品ページからサービスサイト化。能動型検索からの資料請求数を増やすために流入が多いページから資料請求フォームへの導線を改善できるように様々なABテストに取り組んでいます。
※能動型検索はOrganicSearch、Referral、PaidSearchといったシャノンのWebサイトへ自発的に検索することを指します。

シャノンが行っているABテストの一例としては、こちらの「ABテストとは?メリットやおすすめツール、具体的な事例を紹介!」やYouTubeにアップしている以下の動画などでも紹介しています。

Google オプティマイズ終了のお知らせ

ここからが今回の本題です。これまでシャノンではABテストの実施のために、Googleが提供していた「Google オプティマイズ」をABテストツールとして使用していました。こちらのツールはABテストの作成からテスト結果の自動集計、リアルタイムに分析結果が確認できるという基本的な機能が備わっており、UIもとてもわかりやすく簡単に使うことができ、そして何より無料でした。
そのため、多くの企業で活用されていたのですが、2023年1月、Googleが2023年9月30日にGoogleオプティマイズのサポート終了することを発表したのでした。
サポート終了ということもあり、シャノンでも代わりのABテストツールの選定が必要となりました。

新しいABテストツールの選定から導入まで

ABテストツールを選定するために、まずは選定基準を運営と費用にすることを決めました。まず運用はオプティマイズと同じくらいの労力でABテストの運用ができることでした。あくまでも新しい何かができることではなく、これまでと同じように運用できることに一番重きを置きました。理由として、これまでGoogleオプティマイズでできることで十分でしたので、それ以上は必要ありませんでした。ただ、費用はこれまで0円だったわけですので、できるだけ多くは掛けたくないという思いもあり、ABテストツールに求めたことは機能ではなく、費用と使いやすさのバランスでした。

WebでABテストツールの情報収集を行い、導入することに決めたのはVWOでした。
VWOに決めた理由は、世界で広く導入されていて、基本的な機能を備えていてGoogle オプティマイズでできていたことができそうだったこと、そして価格も他のツールと比べても高くなく、条件に沿っているツールだったのです。
余談ですが、実際に話を聞いたのはVWO1社だけでした。話を聞いてみて、やりたいことが実現できそう&何社も検討するだけの労力をかけたくないと思い、1社目で導入を決めました。

ABテストツール導入からテスト実施できるようになるまで

VWOのABテストツール導入を決めてから契約を行い、いざ使用開始となりました。使用開始となっても、そのまますぐにABテストの実施ができるわけではありません。準備として、Google タグ マネージャー(以下、GTM)での各種設定(ABテストツールとGA4の連携など)が必要になります。

いざ、設定をはじめてみるとABテストでのゴール設定が通常用意されている設定では上手くできませんでした。具体的に何ができなかったかというと、ABテストのゴール設定を「資料請求を行ったかどうか」にしたかったので、完了画面へ到達=資料請求をしたとカウントができるようにしたかったのですが、それができなかったのです。
なぜ、できなかったのか。原因はシャノンのマーケティングオートメーションで生成するフォームのURLが「申込画面と完了画面で同じ」だったことでした。

これまでGoogleオプティマイズを使用していた際は、GTMを活用し、仮想URLでゴールとなるURLを設定することで解決していました。
例えば、マーケティングオートメーションの製品資料だと以下のように設定していました。
対象ページ:マーケティングオートメーション製品資料フォーム(https://smp.shanon.co.jp/public/application/add/32773

ページ 実際のURL 仮想URL
フォーム入力ページ https://smp.shanon.co.jp/public/application/add/32773 /application/add/user/14/32851/32773
フォーム完了ページ https://smp.shanon.co.jp/public/application/add/32773 /application/add/complete/14/32851/32773

こちらの運用では仮想URLが「/user/14/32851/32773」の場合、user=入力ぺージ、14=製品資料カテゴリ(他にホワイトペーパーやウェビナーなどのカテゴリがあります)、32851=マーケティングオートメーションのキャンペーンID、32773=フォームのIDという意味があります。
なので、ABテストのゴール対象を資料請求カテゴリの全ての資料にしたい場合はゴールをURLに”/application/add/user/14/”を含むと指定することができ大変便利でした。

しかし、VWOでは仮想URLが使えず、ブラウザに表示されている実際のURLしかゴール設定ができませんでした。VWOのサポートへ相談したところ、この仮想URLを使ってのゴール設定を行うには、VWO上でゴールを計測するためのAPI CODEを発行してGTMにスクリプト追加するという手順が必要とのことでした。API CODEの発行~GTMでのスクリプトのコードサンプルはサポートのかたのご厚意で制作をいただくことができましたが、API CODEは測定したいフォームの数だけ自分で発行しなければならず、今後フォームが増えるたびにメンテナンスも必要ということで、Googleオプティマイズよりも運用が大変になってしまいました。さらに、サポートへ相談をはじめてから実際にテストが開始できたのは導入してから1.5ヶ月後のことでした。

ABテストツール導入を経験してのまとめ

今回は、Googleオプティマイズのサービス終了がきっかけで、新しいABテストツールを導入することになり、シャノンのMAツールならではの問題にぶつかった体験談を紹介いたしました。今振り返ると、導入時に一つ大きな失敗をしたことに気付きました。
それは、「ABテストツールを契約する前にテスト導入をしなかったこと」でした。特に、VWOでは導入検討時期に無料で30日間使用できる無料プランがあったので活用するべきだったと思います。そうすれば、テスト実施までに起こる問題を導入前に気付き、導入と同時にテストが開始できる状態にできたかもしれません。今となってはいい学びでいい思い出です。

最後に、シャノンのマーケティングオートメーションでは、データの一元管理による効率的なリード獲得とナーチャリングが可能です。
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